• 2023年1月23日

魚類の生活史研究:成熟と生殖周期

魚類の種数は現在知られているだけでも三万五千種以上とされており、これは脊椎動物全体の約半数を占めます。 そして、その種数の多さゆえに形態や生態も著しく多様性に富んでいるのです。 そのなかでも、繁殖生態は自身の遺伝子をなるべく多く次世代に残すという個体の究極の目 […]

  • 2022年11月22日

イペサク、釣れた!

“何者であれ、アイヌでは狩漁が不得手だったり獲物が少なかったりする人のことを、「イペサク」という。” かの有名な「オーパ!」の冒頭文を盛大に模倣してみたわけですが、あなたは誰よりも念入りに釣りの準備をしたり道具にこだわって吟味したりしているにも関わらず、釣果が […]

  • 2022年11月17日

やっぱりUGUI KILLER

今年最後となる阿寒湖への弾丸釣行を決行した。 我々の予想に反してその釣果は出来過ぎと言えるくらい満足のいくものであったが、僕は再びあの魚の猛攻を受けることになる。 昼下がりにニジマスのアタリがぱったりと途絶えた頃、彼らは突如として襲来したのだった。   […]

  • 2022年11月7日

北の南限、南の北限。

東京でもひと雨ごとに肌寒さが増すようになった十月の終わり。 僕とFさんの二人は今年最後になるであろう釧路への一泊二日の弾丸釣行を決行した。 あれから二週間で秋も深まりすっかり寒くなった。 まだ色づき始めたばかりだった北地の木々もいよいよ妖艶な色彩を呈するように […]

  • 2022年10月30日

宗谷にみる夢。

いつかやろう。いつか行こう。 いつかが永遠にならないうちに。 そうして、それが永遠に叶わなくなるのは別に珍しいことでもない。 人生の予期しないタイミングで無常にも突如として眼前の機会は掌から滑り落ちてゆく。 僕もまた最近、ひとつの「いつか」を永遠へと変貌させて […]

  • 2022年9月30日

神の企てか、悪魔の意思か。

先日、職場の休憩室に行くと、衛星放送でサケ科魚類の映像が流れているのが目に入りました。どうやら、米国のニュース番組の取材のようです。 そこで普段テレビ番組には全く興味がない私も、内容が気になったので、近づいて観てみることにしたのです。   番組のテー […]

  • 2022年8月31日

The Garden of Majestic Life

鳴く虫の趨勢が、セミたちから秋の虫へと移ろいつつある季節の短い狭間、僕は都内にある小さなバルコニーにいた。 ここは、Fさんがその人生の多くを過ごしてきた、自宅マンションの一角だ。観葉植物に囲まれ、片隅には見事な木彫りのブラックバスが鎮座している。 サイドテーブ […]

  • 2022年7月8日

阿寒湖の魚雷。

コイは日本全国に分布している一般的な淡水魚です。 古来から日本人の生活と関わりがあり、観賞用の錦鯉や鯉のぼりとして親しまれたほか、貴重な食用魚でもありました。 私の学生時代の友人が浜松の出身だったのですが、祝事でダム湖で養殖したコイを食べる習慣があるらしく、彼 […]

  • 2022年6月30日

朱鞠内湖でもっともイトウを釣ったルアー|シュガーミノーSG

Hucho 結局、みんなは朱鞠内湖でどんなルアーを使っているの?? 私が朱鞠内湖で使用しているルアーのなかで、もっとも安定して釣果を運んできてくれたものがあります。 バスデイ社のシュガーミノーSGという有名なミノーのフローティングタイプです。 このシュガーミノ […]

  • 2022年6月29日

よく釣れるルアーやカラーばかり廃盤になる不思議。

ルアーフィッシングをする人なら、お気に入りや思い入れのあるルアーが一つ二つあるかと思います。 それが未来永劫、いや自身が釣りを続けられる間だけでも販売され続けてくれるならば、何も問題はありません。 しかし、一部のラパラ製品のように、長きにわたって生産され続けら […]