- 2021年6月10日
朱鞠内湖で釣って満足できるイトウの大きさ。
朱鞠内湖のイトウ釣りにおいて、釣果として満足できるイトウの大きさはどのくらいだろうか。 「おい、君。大きさじゃないんだぞ。」 と恰好の良い言葉を吐けたらいいのですが、それは人生で余程たくさんの魚を釣ってきた人か、道の極致に達した達人でもない限り難しいでことしょ […]
朱鞠内湖のイトウ釣りにおいて、釣果として満足できるイトウの大きさはどのくらいだろうか。 「おい、君。大きさじゃないんだぞ。」 と恰好の良い言葉を吐けたらいいのですが、それは人生で余程たくさんの魚を釣ってきた人か、道の極致に達した達人でもない限り難しいでことしょ […]
午前中は降り続いた雨が止んだ、六月のある午後。 ふと窓の外に目をやると、職場から望む東京湾に浮かぶ雲も、すっかり夏の様相を呈している。 今年の春は、北海道への釣りに行けずに儚く過ぎ去っていった。 そんな最近の心境を、一筆認めたくなった。 春はトラウトフィッ […]
釣りにはさまざまなジンクスや定説があるが、朱鞠内湖では「最初に渡船を降りた場所が釣れる」と、まことしやかに囁かれているものがある。 これは、数々の苦難とともに、私が身をもって証明してしまった事実である。 二〇一九年の春、珍しく目ぼしいポイントには […]
朱鞠内湖にはハッスル岬と呼ばれる場所がある。 個性的な掛け声をする格闘家がここで釣りをしたことから、その呼び名が付いたそうなのだが、この岬にはさらに“Fujita Stump”と呼ばれている(というよりは勝手に呼んでいる)ポイントがある。 “St […]
今日の目的地はnamako2という場所に決まった。 おそらく前浜からは結構遠かったはずだ。 正直この寒さの中を長時間渡船で風を切ることになるなんて、あまり喜ばしい事態ではない。 そんな事を思いながら今朝も数人の釣り人達と同舟して出航する。 去年、初めてのイトウ […]
朱鞠内湖の朝は早い。 身支度を整えて湖岸の漁協へ降りて行くと、既に数人の釣り人達が集まっていた。 漁協で渡船の希望場所を聞かれるも、Mさんに選定を任せるつもりだったのでその旨を伝える。 「え、Mさん来てるんですか?!」 やはり有名人のようだ。無理もない。 この […]
出発の日の朝は今や住み慣れた常滑の古いワンルームにいつもと変わらず訪れた。 窓の外では慌ただしく出社してゆく同僚のものと思わしきヒールの音が響いている。 この日を待ち焦がれて五月の大型連休の仕事を乗り切ったのだ。 世間にとっての連休の終わりが、即ち我が休暇の始 […]
朱鞠内湖は道北の雨竜郡幌加内町にある広大な人造湖です。 山間部に流れ込む複数の川を堰き止めた雨竜ダムによって形成されていますが、人造湖とはいっても戦前から戦時中にかけて造られたもので、さらに本州で一般的なダム湖とは異なる独特な景観を有しています。 私が初めてト […]
私は社会人となってから本格的に釣りを始めたのですが、きっかけは父の友人であり両親の仲人でもあるFさんから、北海道のイトウ釣りに誘われたことでした。 ルアーフィッシングを真剣に始めたときの心境を、当時の私は手記に記しています。 ーーー 学生時代には魚類の研究をし […]