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トラウト

  • 2022年11月7日

北の南限、南の北限。

東京でもひと雨ごとに肌寒さが増すようになった十月の終わり。 僕とFさんの二人は今年最後になるであろう釧路への一泊二日の弾丸釣行を決行した。 あれから二週間で秋も深まりすっかり寒くなった。 まだ色づき始めたばかりだった北地の木々もいよいよ妖艶な色彩を呈するように […]

  • 2022年9月30日

神の企てか、悪魔の意思か。

先日、職場の休憩室に行くと、衛星放送でサケ科魚類の映像が流れているのが目に入りました。どうやら、米国のニュース番組の取材のようです。 そこで普段テレビ番組には全く興味がない私も、内容が気になったので、近づいて観てみることにしたのです。   番組のテー […]

  • 2022年2月27日

釣りの写真で自然体は意外と少ない。

写真の目的が記録や記念ではなく、他人に見せるためのものになったのはいつからだろうか。 手の中のスマートフォンで過去の釣りの画像データを眺めていると、ふとそんな疑問が湧き上がりました。 「釣りの写真」といえば、当然魚か釣り人が主体となるわけですが、釣った魚を思い […]

  • 2022年1月18日

紋別の千里眼。

釣りというものはスポーツなどの競技とは違って、個人の技術が直接結果に結びつくとは限りません。 そこには運や勘や根気といった要素が大きく関わってくると思います。 最新鋭の精密誘導弾の如く狙った場所へ正確無比なキャスティングができたとしても、そのポイントに魚がいる […]

  • 2021年11月12日

投資の弱者戦略はサケ科魚類の遡河回遊と似ている。

最近の米国株式市場、特に連日の最高値更新の熱狂感は記憶に新しいと思います。 私も僅かな資金で投資を嗜んでいるのですが、世界を騒がせている例のアレによる下落から凄まじい勢いで立ち直る上昇力には、思わず目を見張るものがありました。   さて、投資の世界で […]

  • 2021年8月1日

トラウトの産卵期

みなさんはトラウトの産卵期というと、どの季節を思い浮かべるでしょうか。 同じサケ科魚類のシロザケが、秋に生まれた母川へ一斉に遡上してくる姿を連想する方もいらっしゃるかもしれません。 魚類の産卵期は非常に多様であり、四季を通して様々な魚種が産卵をおこないます。 […]

  • 2021年7月25日

秘境タマゾン川

大学時代には研究室でのフィールドワークの一環として、近隣を流れる二級河川の魚類調査に勤しんでいたことがある。 ウェーダーを履いてタモ網で魚を捕るのだが、その仕草から俗に言う「ガサガサ」と称されるものだ。 あるときそんな趣味が高じて、先輩や同期達と連れ立って放課 […]

  • 2021年6月10日

朱鞠内湖で釣って満足できるイトウの大きさ。

朱鞠内湖のイトウ釣りにおいて、釣果として満足できるイトウの大きさはどのくらいだろうか。 「おい、君。大きさじゃないんだぞ。」 と恰好の良い言葉を吐けたらいいのですが、それは人生で余程たくさんの魚を釣ってきた人か、道の極致に達した達人でもない限り難しいでことしょ […]

  • 2021年6月3日

阿寒湖・大島のニジマスに見られる二型性に関する考察。

阿寒湖には大島というポイントがあります。 北東の岬は正面に雄阿寒岳を臨む場所で、フライフィッシングをする人には平坦な岩盤が広がる場所がとても人気があるのですが、東側に小さな砂浜と急深のワンドがあり、ここではニジマスが良く釣れるので、私も阿寒湖に行くと必ず訪れて […]

  • 2021年5月30日

北海道のおすすめ釣りポイント― その1 阿寒湖

北海道の多くの河川では漁業権が設定されておらず、遊漁料の不要な釣り場が一般的だそうですが、阿寒湖では釣りをするのに遊漁券を購入する必要があります。 しかし、漁協が魚類資源の管理をしているうえ、放流などもおこなっているようですし、快適な釣りをするためのサービス料 […]