• 2021年12月31日

2021年の釣りを振り返る。

今年も残すところあと僅かとなりましたね。 昨年以降、ライフスタイルが大きく変わった方も多いかもしれませんが、皆さんにとって2021年はいかがでしたか。 釣師諸賢は狙った大物と巡り合うことができたのでしょうか。   私はというと我慢、我慢、ひたすら我慢 […]

  • 2021年12月31日

Blue December blue

壁に掛けた外気温計が未だ氷点下を示す冬の夜明け。 階下に置かれた薪ストーブからは、昨夜残した熾火が今なお微かな温みを放射し続けている。 窓の外ではアカマツの枝に霧氷が霧の花となって咲き、稜線から顔を覗かせた日の光を受けて光り輝きはじめた。 夜の間に付近を徘徊し […]

  • 2021年12月12日

Dailysaury,but can’t go fishing.

「毎日サンマを食べてお金をためて(釣りに)行きなさい。」 これは開高健が残した有名な言葉であります。   「安いサンマを毎日食べて節約してでも、アラスカへ一生の思い出となるような魚と出逢いに釣り行く価値がある。その思い出は何千回と蘇るのだから。」とい […]

  • 2021年11月17日

「世界でもっとも美しい技術」の自然科学的特性。

簿記は「世界でもっとも美しい技術」と称されるそうです。 これを提唱されたのは、金融知識界隈で有名なブログを書かれている方だったかと記憶していますが、この表現は確かに言い得て妙だと思います。 米国株式市場を席巻するGAFAMや時代の寵児たるTESLAといった巨大 […]

  • 2021年11月12日

投資の弱者戦略はサケ科魚類の遡河回遊と似ている。

最近の米国株式市場、特に連日の最高値更新の熱狂感は記憶に新しいと思います。 私も僅かな資金で投資を嗜んでいるのですが、世界を騒がせている例のアレによる下落から凄まじい勢いで立ち直る上昇力には、思わず目を見張るものがありました。   さて、投資の世界で […]

  • 2021年11月6日

文豪も愛したマナガツオ

心地よく晴れた11月のある日曜日の昼下がり。 かねてから訪れたかった茅ヶ崎にある開高健記念館を見学してきた。 芥川賞作家の開高健が晩年を過ごした旧邸宅を改装し、書斎や関連資料を保存する記念館として一般公開をしている場所だ。 人間というのは何とも単純なもので、「 […]

  • 2021年10月27日

釣れない才能。

あなたの周囲には何処へ行っても何を試しても、なかなか魚が釣れない人がいるでしょうか。   時間とお金をかけて遠征に出掛けていっても、手間暇かけて苦労して工夫を凝らしても釣果に恵まれることが少ない、釣れない才能とでも呼ぶべき何かお持ちの方が世の釣師の中 […]

  • 2021年10月26日

魚類の生活史研究:年齢と成長③

ここまでに魚類の年齢と成長に関する研究について、一連の流れを解説してきました。 今回は仮想シナリオをもとに、実際の年齢査定のシミュレーションをしていきましょう。 ぜひ、あなたが若き研究者のホープにでもなったと思い込んで読み進めてみてください。 まずはシナリオの […]

  • 2021年10月24日

魚類の生活史研究:年齢と成長②

前回は魚類の年齢査定の意義から年齢形質の選定、年齢形成時期を推定した後に各個体の推定年齢を調べるまでの流れを説明しました。 ある程度の数のサンプルが集まれば、年齢査定により各個体の体サイズに対する推定年齢、つまり年齢別の体長や体重のデータが蓄積され、平均値も求 […]

  • 2021年10月22日

魚類の生活史研究:年齢と成長①

以前にも書きましたが、魚類の生活史は非常に多様性に富んでおり、大変興味深いものです。 私は魚類の研究者でもなんでもありませんが、一応は大学院で修士の学位を取得しました。 いまではただ釣りを楽しむだけの社畜になり果てたものの、昔と変わらず生き物は好きですし、他の […]