• 2021年10月3日

アームチェア・フィッシャーマン

釣りに行かず書斎に籠り、釣りの本ばかり読んでいる状態の釣り人を、アームチェア・フィッシャーマンと呼ぶそうです。 肘掛け椅子に深く腰掛けて、読書に耽る様子が目に浮かぶ秀逸な表現ですね。 まるで、雨の日の釣師のような。 そんな大それたものではありませんが、これは近 […]

  • 2021年10月2日

釣り人の趣味、萬物蒐集の理。

釣りをされる方のなかには、気がつくと部屋の中が魚を表したものであふれている、という経験があるかもしれません。 釣師というのは不思議な生き物で、ガラス、陶器、金属、木彫、樹脂、布地、その他ありとあらゆる材質で、魚を表徴したものなら片っ端から蒐集するという習性があ […]

  • 2021年9月9日

コバルトブルーの記憶

大村湾は長崎県の中央部にぽっかりと空いた湖のような穏やかな内湾だ。 地の理に詳しくない人のために書いておくと、北部の湾口が非常に狭く極めて閉鎖性の高い海域のため、夏には赤潮や貧酸素水塊が頻発する。 そのような特性から一時期は海洋汚染の象徴ともいえる場所だったの […]

  • 2021年9月3日

美深チョウザメ館とイトウ。

ネットの海を漂っていると、道北にある美深チョウザメ館が緊急事態宣言の影響で閉館中であることを知りました。 美深町の道の駅の傍らにひっそりと佇み、無料で入館できる小さな水族館のような場所なのですが、公共施設とはいえあんな小規模なところまで閉鎖せざるを得ないとは、 […]

  • 2021年8月23日

楽天ふるさと納税のおすすめ返礼品!―究極の美味マナガツオ―

みなさんはマナガツオという魚をご存じでしょうか。 名称には「カツオ」とありますが、世間一般で知られるカツオとは全く違う種類の魚です。 このマナガツオ、漁獲される地域が瀬戸内海と九州の一部に限られるため、関東地方では馴染みが薄いのですが、とんでもなく美味しい高級 […]

  • 2021年8月1日

トラウトの産卵期

みなさんはトラウトの産卵期というと、どの季節を思い浮かべるでしょうか。 同じサケ科魚類のシロザケが、秋に生まれた母川へ一斉に遡上してくる姿を連想する方もいらっしゃるかもしれません。 魚類の産卵期は非常に多様であり、四季を通して様々な魚種が産卵をおこないます。 […]

  • 2021年7月25日

秘境タマゾン川

大学時代には研究室でのフィールドワークの一環として、近隣を流れる二級河川の魚類調査に勤しんでいたことがある。 ウェーダーを履いてタモ網で魚を捕るのだが、その仕草から俗に言う「ガサガサ」と称されるものだ。 あるときそんな趣味が高じて、先輩や同期達と連れ立って放課 […]

  • 2021年7月20日

誰も得しないなめろうの作り方

人生においては誰でもどんな経験でも最初の一回というものがある。 釣りでの初めてのキャスト、ゴルフのファーストスイング、最初に作った料理も然り。 それらを映像や写真として形に残すこともあるが、文章の場合も当時の形を留めたままだ。 しかし、過去の偉人のように手記と […]

  • 2021年7月15日

朱鞠内湖におけるイトウのルアーフィッシング―おすすめ実績ルアーBEST7を紹介―

朱鞠内湖でイトウのルアーフィッシングに挑戦してみたいという方の中には、ルアー選びで悩まれる人も多いのではないでしょうか。 膨大な数のルアーの中から、これぞというものを見極めるのは難しいですよね。 私も過去には同じことで試行錯誤した経験があり、最初の一匹と巡り合 […]

  • 2021年7月11日

家庭菜園は生き物の楽園となりえるか。

季節は移ろい標高の高い地域でも夏の訪れが感じられるようになりました。 我が家では家族で使用している山の別荘があり、それぞれが週末田舎暮らしを楽しんだり、家族全員で集まったりするのに活用しています。 その近くで父が趣味の家庭菜園を営んでおり、私も日程が合えば苗の […]